ボード(カード)ゲームはしていますか?
アメリカにいた時も感じましたが、押し並べて欧米の方が日本よりボード(カード)ゲームに人々が親しんでいる印象があります。
割とどのおうちにもボードゲームがいくつかあって、友達を呼んだ時とかホリデイにみんなで楽しまれています。
フィンランドではスポーツバーには大体ボードゲームがあって、呑みながらみんなで遊んでいる光景は珍しくありません。
勝手な僕の印象ですが、日本では「人生ゲーム」と「モノポリー」しか知らない人結構いませんか?
NintendoとPlay stationの生みの国だからかな?
受験、部活カルチャーで子供があんまり遊んでないのかな?
都市人口が多いから「おうちで家族とボードゲーム」より他の娯楽に行っちゃうのかな?
など色々考えを巡らしますが、実際どうなんでしょう。
今回は割とボードゲームで遊んでいる僕が、現時点で特に好きな3つを紹介します。それぞれ毛色が違うので、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。
「カタン」
ドイツ発祥の超名作ボードゲーム。ボードゲーム好きなら知らない人はいないほど、95年のリリースから全世界で人気を博しています。
カタンは、僕も個人的に思い入れのあるゲームです。
大学時代に野球部の親友たちと4人で狂ったように毎日プレイしました。
ルールはざっくり言うと「資源を戦略的に集めて領地を広げ、10ポイント取った人が勝つ」ゲームです。
1試合に1時間弱かかりますが、友人たちとは10戦を1ペナントとして、16ペナント(160試合)行いました。エクセルで結果を分析して皆であーだこーだ言っていたあの時間は非常に幸福でした笑
「ラビリンス」
迷路型の盤面で順番に迷路の形を変え、それぞれのプレイヤーが目的のアイテムを取っていくシンプルなゲームです。紹介する3つのゲームの内、ルールを理解するのに最も時間がかからないでしょう。
ですが、運と思考の要素がバランスよく取れていて、子供から大人まで楽しめる名作ゲームです。
繰り返し遊んでいる内に盤面を俯瞰的に捉えられるようになると、目的のアイテムへの色々な辿り着き方が考えられるようになります。
複雑な活路を見出した時の快感は堪りません。
「Exploding kittens(こねこばくはつ)」
プレイ中に自然とみんなはしゃいでしまうゲームです。
カードの絵柄が少しふざけているのもなんだか楽しくなります。
基本ルールは順番に山札からカードを引いていき、「爆発する猫」を引いた人が負け。
かなり単純なルールですが、様々な役割を持つ他のカードを使うことで(1)自分だけ山札の先の展開を見れたり (see the future)、(2)カードを引かないで済ませたり(skip)、(3)次のプレイヤーにカードを2枚引かせたり(attack)と、実は相手との駆け引きが醍醐味のゲームです。
アナログ遊びのススメ
世の中の通信速度が上がり、画面上でのエンタメがますますプレゼンスを高める今だからこそ、逆に「仲間とリアルに集まってボードゲーム」はどうでしょうか。安くて手軽なこの娯楽に気づいてない人が多すぎると思っています。
子供が楽しめるもの、大人になったからこそ楽しめるもの、どちらも一緒に楽しめるものが実は世界には溢れています。
また、ボードゲームはただ楽しいだけではなく、誇張なしで人生に役立つ頭の使い方を学べます。
例えば「カタン」なら、戦術を臨機応変に変えつつ一貫性を持たせる事が鍵ですが、これはまさに人生の歩み方と相似です。資源交換が有効となる局面での考え方はまさにシナジーを創るビジネススキルだし、資産運用や決断の練習にもなります。
ついつい熱くなってしまった…。
楽しければ何でもいいんですが、この楽しみを伝えたすぎて、つい空回りしてしまいました。
ぜひ。