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東フィンランド大学の森林学修士課程で、森林マネジメントを専門に研究しています。

森や自然にまつわる、あらゆるトピックを扱います。

  • 2021年5月19日

過去50年で世界人口は2倍超に。生態系に及んだ変化を表す3つのファクト。

1970年に37億人だった人口は、2020年に78億人にまで増えました。長い人類史の中で見ると、この50年の人口増加の加速は異常値です。 今50歳以上の人がすでに生まれていた時期から、世界人口が2倍以上に増えたと考えたら、結構衝撃的ではないでしょうか。 地球上の人類が急速に増加したことで、人類を含む […]

  • 2021年3月8日

北国の森の王様・ムース。フィンランド 社会と彼らの関係性。

寒帯針葉樹林に広く生息する、シカ科最大種「ヘラジカ(別名・ムース、エルク)」。 国で言うと、北欧(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、ロシア、カナダ、アメリカ北部、中国東北部などが生息地に当たります。 フィンランドの広大な森にはおよそ10万頭が住 […]

  • 2021年2月18日

「林」って何なん。林と森を分けるもの。

木が2本で「林」、木が3本で「森」。 最近、日本語を勉強している同僚に「林って何なん?」と聞かれ、「..うむ、probably small-scale forest? 正直知らん..。」と答えました。 家に帰ってきてもモヤモヤが晴れないので調べることに。 いくつかのwebサイトの見解をまとめると、結 […]

  • 2020年11月20日

IDEAS FOR GOOD・コスタリカ、観光客がカーボンオフセットをできるプログラムを提供へ

社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン【IDEAS FOR GOOD】に、記事を掲載していただきました。 エコツーリズムでは、国や地域ぐるみで土地固有の自然や文化を観光客に伝え、その価値を広く理解してもらうことにより保全を推し進める狙いがある。開発を伴う商業的な観光のあり方とは異なり、自然や地域 […]

  • 2020年6月7日

【おすすめ本】森の仕事がしたいあなたへ。「森ではたらく!27人の27の仕事 」

都市部で暮らしている大多数の方にとって、にわかには信じ難い事実ですが、近年林業に従事する若い人が日本では着実に増えています。 理由は色々あるでしょうが、都市化の進む現代に「地方で自然と関わって働きたい」と思っている若い方は一定数いるからではないでしょうか。 「でも林業かあ。はあ。」と思った方に、ぜひ […]

  • 2020年6月3日

ソーセージとビールを持ったらいざ森へ。フィンランド式、森の宴。

5月に入って暖かくなってきてからというもの、週一以上のハイペースで森に繰り出してはソーセージを焼いています。 湖畔で焚き火を囲むと、とりあえずそれだけでなんか幸せなので、あんまりお金がかかりません。 大体いつもスーパーで、ソーセージとビール、お好みでパンを買って行きます。 みんなで森まで散策し、火を […]

  • 2020年4月13日

IDEAS FOR GOOD・気候変動に植林で立ち向かう。オランダ発スタートアップ「Land life company」の挑戦

社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン【IDEAS FOR GOOD】に、記事を掲載していただきました。 今回はもっとも僕の専門に近い領域で、執筆のお仕事をさせていただきました。 温室効果ガスの削減を考える際、経済活動のあり方を問い直し、”CO2排出量削減”に目が向けられ […]

  • 2020年3月13日

人はなぜ木に登りたがるのだろう。自然と一体化する特別な体験。

最後に木登りをしたのはいつですか? 子供時代、もしくは一度もしたことがないという方も多いかもしれません。 木登りの特別な価値 子供の頃、「木登り」って異常なまでにワクワクしませんでしたか。 至ってシンプルなことなのに、無性に特別感のある行いだったと記憶しています。 先日、天気の良い日に5年ぶりの木登 […]