フィンランド大学院留学にかかる費用 vol.2

vol.1では、フィンランド大学院留学にかかる費用を僕ベースで紹介しました。

続編の本記事では、諸経費の詳細を解説します。

事前準備費用の内訳

  • VISA取得費 ¥37,000

在日フィンランド大使館へVISA申請する際に支払う料金です。

  • 渡航費 およそ ¥100,000

航空券代は諸条件によって変動しますが、フィンランド-日本間を片道で買うと大体¥70,000〜¥100,000ほどです。直行便で数ヶ月前に買うと、往復で大体¥100,000〜¥130,000くらいの印象です。

  • 学生保険料 ¥61,236 × 2年間 = ¥122,472

正直保険料ってあんまり払いたくないですが、学生ビザ申請の際に取り揃える必要が出てきますので加入が必須になります。

リンク:Finland immigration serviceの推奨学生保険リスト

ちなみに僕は上記のリストの中で、SIP Integral(€486/年)を選びました。

…ということで、事前準備費用は合計 ¥259,472でした。



大学費用の内訳

まず、セメスターあたりで僕が大学に支払っている学費は €800(=¥100,800) です。

本来セメスターごとの学費は €4,000 なのですが、大学から「給付の奨学金」という形で 80%がカバーされています。これは奨学金単体で申請するものではなく、プログラムに申請して受け入れられた時に伝えられました。

ちなみに国籍をEU圏内に持っていると学費は無料になります。

北欧諸国では従来EU圏外の学生からも学費を徴収していませんでしたが、2018年からは現在の形になったようです。そうした背景もあってか、2020年の今も僕が頂いているような支援システムがあり、全額学費を支払っているケースは僕の周りではまだ聞いたことがありません。

また、フィンランドの大学院の授業料として僕のケース(年間€8,000)は安いうちに入ります。大学や学部によって授業料は別々に定められています。

リンク:フィンランド大学院の授業料目安

  • 学生登録費 ¥15,876 × 2年間 = ¥31,752

アカデミックイヤーの始めに学生組合に支払うお金です。大学の施設や運営費に使われています。

…ということで、大学の費用は合計 ¥434,952でした。



初期(引越し時)費用の内訳

  • 家具など ¥12,600

僕の場合は家具がついていない部屋に入居しました。

最初にベッド、机、椅子、ソファを中古で買いましたが、多分 €60 くらいで収まったっと思います。

びっくりするくらい安いかもしれないですが、大学って結構出入りがある場所なので、そういった物の市場が発達していると思います。

Facebookグループ、フィンランド版メルカリ・TORI、中古品ショップを使ってすぐに必要な物はとりあえず数日で手に入れ、後からでいい物は徐々に揃えていきました。

  • 自転車 ¥5,040

自転車はこっちに着いて3週間後くらいに€40で友人から買いました。

関連記事:ペダルブレーキを知る

…ということで、初期(引っ越し時)費用は合計 ¥17,640でした。

生活費の内訳

生活費はここでは目安として、月々 ¥75,600(€600)としました。

月々の固定費は以下です。

  • 家賃 €240(¥30,240)
  • 携帯代 €18(¥2,268)
  • 公衆サウナ €8(¥1,008)
  • フラットのサウナ €4(¥504)
  • ジム €3(¥378)

…ということで、毎月の固定費は 273€(¥34,398)です。

順番に解説していきます。

・家賃 €240(¥30,240)

学生用シェアフラットに住んでいます。安いのはそのためです。部屋は個室で、最大4人のフラットメイトとキッチン、シャワー、トイレ共用です。

街の中心地から徒歩10分の所に僕は住んでいますが、大体目安としては同じ条件で中心地に住んだら100€上がって、中心地からさらに数キロ離れると100€下がるみたいな相場感です。

・携帯代 €18(¥2,268)

特に学割料金でもなく、インターネット使い放題のSIMでこの値段です。

フィンランドのネット環境は抜群に良いです。

・公衆サウナ €8(¥1,008)

家から5分の公衆サウナの年間メンバーシップに加入しています。

この値段とハイクオリティ(湖に飛び込めます)で、365日・朝8時から夜11時まで空いています!

・フラットのサウナ €4(¥504)

毎週水曜は無料で入れますが、任意で別の日にプライベートの契約ができます。

・ジム €3(¥378)

大学でスポーツ会員に登録して学生施設のジムを使っています。

施設は民間のジム(月€30くらい)と比べて劣りますが、僕には十分です。



ここまでで固定費(273€)を解説してきました。

その他に変動費として「1日約10€」を見積もり、ここでは生活費を合計600€としました。何か買ったり、遊んだりした時を想定して均すとこれぐらいになります。

大学のレストランは一食 2〜2.6€ で、それ以外はほぼ自炊しているので、特にお金を使わない日(ほぼ毎日)は 10€も使っていません。

自炊する分には日本とあまり変わらない費用で作れている印象です。

節約してる意識はあまりないですが、日常的に交通機関も使わないし、遊ぶのにもそんなにお金が要らないので出費は大体こんな感じです。

フィンランドは「物価の高い北欧」のイメージがあると思いますが、普通に暮らしている分にはそこまでのインパクトは感じません。外食は確かに高いですが、それはどちらかというと日本が欧米諸国に比べて安いです。

…ということで、生活費は合計 ¥75,600/月、2年間で ¥1,814,400 でした。

学生に優しい国、フィンランド

いかがでしたか。

随分と赤裸々に今の僕の支出事情を書いてきました。

ここまでご覧いただくと分かるように、フィンランドは教育を含む社会福祉制度が非常に発達した国で、僕が現在充実した日々を送れているのはそのバックアップに拠る所が大きいです。

一外国人として、この国とそこに暮らす人々には心から感謝していますし、現在行なっている全ての活動を通して、フィンランド社会にこれからも価値を還元していきたいと思います。