先日、スマホのことで少しめんどくさいことが起きました。
ただめんどくさかっただけで最後は解決したので、わだかまりなしです。
結局2人の店員さんに別々に対応してもらうことになりましたが、2人の仕事ぶりが対照的で、カスタマーサービスのあり方について考察させてくれました笑
2人とも日本にはいないタイプの店員さんだったので面白いです。
思わずして長くなりましたので、本記事では起こったこと、次の記事ではそこから僕が考察したこと(あくまで主観)を綴ります。
ネット繋がらない事件
こっちにきてからTelia(携帯会社)のSIMカードを使っています。
インターネット使い放題で1ヶ月17.90€。2500円くらいでしょうか。日本に比べて安いです。今のところ月々プリペイドで払っていて、先週また1ヶ月分払いました。(近くにいたのでお店で。)
プチ事件は3日前に起きます。朝起きたらネットが繋がりませんでした。
ちゃんと更新できなかったかな?と思って、その日に店に寄りました。

ロジカルポーカーフェイス・Juho(仮)
まず対応してくれたのが、Juhoです。両腕のタトゥーがかなりイケてます。
僕「I renewed my monthly prepaid last week, but disconnected this morning. Would you check what’s wrong? I don’t have the receipt, but.. 」
Juho(仮)「プリペイドかあ。あんま知らないんだよね。番号教えて。」
僕「Ok. 060-7890…」
(1分後)
Juho「うーん。記録出てこないな。僕じゃどうすることもできない。」(相談開始早々、Juhoは結論を出します。)
僕「Wait, I know there is not much you can do, but would you refund then?」(確かにJuhoの判断はロジカルで間違ってませんが、あまりの情のなさに僕はポカーンとします。そして僕は何よりお金だけ払って、こんなにあっけなく終わるのは嫌です。)
Juho「んー。それはきついな。レシートも記録もないから。」(めんどくさくなったのか、無表情でとにかくこの話を終わらせようとしてきています。)
心の中で「まあ確かに彼が困るのも仕方ないか」と思いつつも、僕はこの後、「本当に他に方法はないのかい」「僕だって何が起きたかわかんなくて困ってるんだ」みたいな感じで、冷静な顔して粘ります。
Juhoはそれでも、悪びれたりは一切しません。淡々と「だってもう何もできることないよ」みたいな感じで真っ直ぐこちらを見つめてきます。
愛のあるおっちょこちょい・Otto
Juhoと僕が、プリペイドの行方を巡って真剣に、ほとんど内容のない議論を続けていると、奇跡が起きます。
僕の目に確かに覚えのある男が、休憩から帰ってきました。Ottoです。
僕「Hey how’s it going man, internet actually doesn’t work on my phone! Can you check?」
Otto「Hei, おおマジか!いいよいいよ、ちょっと待ってて」
Ottoは先週支払いをした時に対応してくれた店員さんです。シャープなモヒカンがよく似合ってます。前回、少し世間話したので僕のことを覚えていてくれました。
Otto「Haha, どうしたんだろね!カタカタカタ…」(長らく禅問答を続け、困り顔になっていた僕達を置き去りに、Ottoはこのトラブルを笑い飛ばしています。)
Otto「確か水曜の午前だったな。プリペイドの客多くないから、レコード全部見ればいけるっしょ!番号教えて。」(その手があったか。やっぱなんとかすれば追えるよなあ。)
(5分後)
Otto「これかな?多分、おれ番号打ち間違えたな。」(解決しました。)
僕「Oh that’s great.」
Otto 「トラブって本当にごめんな。理解してくれてありがとう。」
僕「It’s fine as long as it’s connected man, appreciate that.」(会心のハイタッチ)
Otto「マネージャーに電話するから待って。お詫びに割引とかできないか訊くわ。」
結局、最終的にOttoは今月の僕の携帯代を3€にしてくれたのでした。
【後編】へ続く