フィンランドが幸福な理由(vol.2)「好きなことへの没頭と安らぎタイム」

フィンランドに住み始めて約1年が経つ。

前回の投稿で(vol.1)としていた手前、続編を書くつもりでいたのだが、特にあれ以来、僕の視点から論じられるフィンランドが幸福な理由には変化がない。



ただ、僕自身のマインドがこの1年をかけて、フィンランド的な価値観にさらに染まっていっているのは間違いない。

昨日も夕方から1時間半ランニングをした後、芝生の上に寝転がってデジタルデトックスな時間を取りながら、あることを強烈に思った。

「たとえ僕が大富豪だったとしても、多分一日のスケジュールは今とそんなに変わらないだろう。」

僕は今後どんなお金持ちになっても、1つの目的に向けて仲間と一生懸命働く時間が欲しいし、常にちょっと難しいことにチャレンジして「ああでもない、こうでもない」と悶々とする時間も欲しい。

達成感や成長の為に没頭するプロセス、とその合間の安らぎタイム。

それを維持していれば、難しい事なんて考えなくても幸福は最大化する。

昔読んだある本に書いてあった「豊かだ、というマインドを持って毎日を生きている人達にとって、預金残高の桁数以外に違うことはほとんどない。」という旨の一節が、これまでに僕が醸成してきた幸福論の本質を突いている。

もう数年前みたいに「幸せって何だろう?」なんて、あまり考えなくなった。

おそらくかなり高い精度で、それが何なのか心で理解してきている。

今日も十分幸せでございました。おやすみなさい。