社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン【IDEAS FOR GOOD】に、記事を掲載していただきました。
近年「スマホ中毒」といった、デジタル機器の使用時間の増大で人々がメンタルヘルスに不調を抱えるケースが増えている。
カナダでは2020年12月から医者が患者に対して「自然のなかで過ごす時間」を正式に処方できるようになった。この「Park Prescriptions(PaRx)」と呼ばれる処方箋はブリティッシュ・コロンビア州で始まり、2021年3月にはオンタリオ州でも有効になったばかりだ。
英エクセター大学の研究者らが2019年に発表した研究では、自然の中で週に2時間以上過ごすことが、人々を良好な健康状態やウェルビーイングに導くことがわかっている。
SNSなどのテクノロジーとより良いバランスを保ち、心身ともに健康な状態である「デジタルウェルビーイング」を実現している人は、日常的に自然と繋がりを持っていたのだ。