富山でも降りてみて (北陸vol.1)

2015年の北陸新幹線の開業は、元々コンテンツ満載だった石川県金沢市の観光都市としての地位を “やっと” 押し上げ、2019年となった今も Kanazawa の成長はとどまることを知りません。

金沢だけじゃない北陸

そんな金沢もいいけど、東京からせっかく北陸新幹線に乗ったなら金沢だけじゃもったいない。

みんな知らないだけで、北陸新幹線沿いには本当に美しい街があります。(僕も行くまで何があるか知らなかった)

都会に住む人たちが旅行先としてなかなか選びづらいエリア・北陸。

今回は2記事に分けて、富山市長野市の魅力を紹介します。

SDGs未来都市 富山市

2017年当時富山市に住んでいた友達を訪れる前、正直僕は富山県のことなんて1つも知りませんでした。

「富山か。何もないだろうけど、着いたらとりあえず友達と一緒に酒飲んで、翌日は金沢だな。」とか思ってました。

すみませんでした!

富山市は2018年に、内閣府により ”SDGs未来都市”(全国29の自治体)と ”自治体SDGsモデル事業” (全国10事業) に選出されています。

海と山の両方に恵まれた富山市の街は、自然環境と調和した街づくりを以前から行っており、サステイナブルな地方都市モデルとして都市計画界隈で注目を浴びています。

個人的な話を挟みますと、僕は学士論文で “ポートランド(オレゴン州)の街づくり” について研究をしていました。そんなポートランド好きの独断ですが、日本で今一番ポートランドっぽい風景はここ富山市にあります。



スタイリッシュで美しい公園

富山市の中心地には ”SDGS未来都市” の名にふさわしい美しい風景があります。

環水公園

それが市民の憩いの場 『環水公園』です。

富山駅から徒歩9分。公園全体がかなり広々としており、晴れた日に各エリアの芝生の上でゆっくりと過ごすのはとにかく気持ちいいです。

富山県美術館・野鳥観察舎・テラス席のあるスタバなどもあるので、公園全体を散策するのもオススメです。

特に前情報もなしで訪れた僕は度肝を抜かれました。

僕はおそらく普通の人よりも人生の多くの時間を芝生の上で過ごしていますが、国内の芝生系公園の中では断トツに美しく気持ちいいと思います。

環境に優しい市民の足

僕が富山を好きなもう一つの理由はこの「路面電車(ライトレール)」です。

ポートラム

こちらは「ポートラム」と呼ばれる、富山駅と港町・岩瀬を結ぶ路線ですが、他にも ”昔ながらの路面電車(見た目)” や「セントラム」と呼ばれる富山市内の環状線なども数多く走っています。

トラム(路面電車)のある街に僕はなぜか憧れがあり、大学時代はポートランドを研究し、今はフィンランドで暮らしています。(ヘルシンキの路面電車にも心を奪われた。)

富山市はポートランドのように都市化している訳ではなく(別に目指してないか)中心地以外はいわゆる ”日本の田舎” という感じの風景です。

しかし、環水公園やトラムがその代表格ですが富山市の街のデザインは、他の田舎と比べてなんだかスタイリッシュでかっこいいです。

富山市の進化を陰ながら応援しています。

高岡市(おまけ)

車で45分くらいで射水市を飛び越え、高岡市にも行きました。

オススメ場所を2つ書いておきます。友人に連れてってもらったので、厳密にはオススメのたれ流し。

雨晴海岸

雨晴海岸

この日は晴れたので全てが美しかった。テンションが上がり海にも飛び込みました。

海岸まで出て行くと富山湾越しに北アルプス立山連邦を望むことができます。

ここは義経にゆかりがあるそうです。



吉宗

地元では有名なカレーうどんの名店。

圧巻の美味さ。地方ならではの広々とした店内。

こうして改めて写真を見るとこれを食べるためにまた行きたいと思う。