キシリトールガムの正体

フィンランドのお菓子と言えば、サルミアッキ。

フィンランド人なら嫌いな人はいないほど、愛され続ける国民的キャンディー。

“お口の恋人” (引用元:ロッテ)として、この国では確固たる地位を築いています。

サルミアッキについては、こちらで詳しく解説されています。

https://www.kanro.co.jp/sweeten/detail/id=723

しかし!実はサルミアッキには強力なライバルがいます。

“キシリトールガム” です。

あまり知られていませんが、フィンランドでは消費量がとても多く、最も親しまれているパッケージ・JENKKIには沢山のバリエーションがあります。

キシリトールってなんだっけ

キシリトールと聞くと、まず「虫歯予防」と思い浮かぶと思います。

日本では、成分名がそのままガムの製品名にもなっているし、歯磨き粉にも必ず記載のある、聞き馴染みのある言葉ですよね。

あれ?でも、キシリトールってなんでしたっけ?

どうやって作られるのか、考えたことのある人も少ないのではないでしょうか。

キシリトール作り放題

あなたがキシリトールの正体を全く知らないなら、ここで伏線を回収して、プチ驚きを届けます。

そう、ここでフィンランドと繋がる。

木から取るんです。

主に、北国に多く見られる「白樺」の木から。

多くの果実や野菜にも含まれていますが、僕たちがガムや歯磨き粉の形で口にしているキシリトールは、大半が「白樺」や「樫」から抽出された “キシランヘミセルロース” を原料として、工業的に作られます。

虫歯予防の先進国

そんな白樺の木が多く見られるフィンランドは、1970年代に世界における「虫歯予防の先進国」としての地位を確立しました。

当時、子供の虫歯による医療費の増大が社会問題となったことを受け、治療ではなく「予防」に焦点を当てて国が動き出しました

Turku大学が、1969年から「キシリトールによる虫歯予防効果」について長期の臨床研究を開始し、1975年に同テーマでは世界初としてその効果を証明する論文を発表しました。”Turku Sugar Studies”として巷では広く知られています。

そして、この研究成果から “JENKKI” のキシリトールガムは生まれました。

論文発表と同年、JENKKIとTurku 大学が共同で、世界初のキシリトールガムを世の中へと送り出し、今では世界中のスーパーマーケットでスタメンの座を勝ち取っています。

フィンランド(Joensuuエリア)は今週(10/28)から、通常運行に入りました。

北海道でも11月に入って雪が降り始めたと聞いています。

お互い暖かくして、風邪と虫歯には気をつけていきましょう。




参照記事

Turku Sugar Studies

https://www.researchgate.net/publication/22357349_Turku_sugar_studies_V_Final_report_on_the_effect_of_sucrose_fructose_and_xylitol_diets_on_the_caries_incidence_in_man

日本フィンランド虫歯予防研究会

http://www.jfscp.gr.jp/siryo/kisochishiki.html

JENKKI

https://www.jenkki.fi/purukumit/