社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン【IDEAS FOR GOOD】に、記事を掲載していただきました。
新型コロナウイルスの感染の拡大が落ち着いてきた中、世界中で慎重な緩和政策が取られ始め、徐々に経済活動を元へ戻す方法が模索されている。
ファカタネ・バーチャルモールは、ニュージーランド国内で初めての試みとなる「バーチャルショッピングモール」だ。同国のファカタネ市の経済活性化を進めてきた非営利団体EPIC Whakataneが主宰し、実店舗の位置はバラバラのローカルビジネスをオンラインプラットフォーム上でまとめ上げた。
消費者にとっては、飲食店のデリバリー注文から、洋服や家具のショッピングまでを一つのプラットフォームで行え、エステやフィットネス、自転車の修理店、法律事務所など多ジャンルのサービスも顔を揃える。
単独で集客することが困難となった事業者にとっては、初めの登録料(99ドル+消費税)をEPICに支払えば、それ以降固定費の支払い義務はなく、本バーチャルモールの仕組みは救いとなっている。